2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

非暴力による解放

映画「グローリー 明日への行進(原題:Selma)」を観た。 この映画は、アメリカ大陸(北部)で行われていた黒人差別と、その差別と闘うマーチン・ルーサー・キング・Jrを主とするアメリカ国民たちを描いた作品である。 1619年に北アメリカ大陸へ、アフリカ系黒人…

子供時代を忘れてしまう大人たち

映画「大人は判ってくれない(原題:Les Quatre Cents Coups)」を観た。 この映画は1959年にフランスで制作された映画であり、ある一人の不良少年の成り立ちについての映画である。この映画の原題を直訳すると「400回の殴打」となるそうである。では「400回の…

戦争の不条理さ

映画「史上最大の作戦(原題:Longest Day)」を観た。 この映画は1962年のアメリカ映画であり、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦を描いた映画である。1944年、ヒトラー総督の率いるナチス・ドイツはその勢力を西ヨーロッパまで拡大していた。もう少し西…

愛に狂った男

映画「気狂いピエロ(仏題:Pierrot Le Fou)」を観た。 この映画は1965年のフランス・イタリア合作映画であり、この映画の監督はフランスとスイスの国籍を持つジャン=リュック・ゴダールである。この映画はサスペンスの要素が少し入った恋愛映画である。 この…

互いが互いを必要としている

映画「ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(原題:Get on Up)」を観た。 この映画は、2014年制作の映画であり、この映画の主人公はファンクの帝王と呼ばれた黒人ミュージシャンのジェームス・ブラウンである。 映画の冒頭でいきなりジェームス・ブラウンは…